暑起こし(真夏の天地返し)とは、私がつくった農語です。
冬の「寒起こし」は昔から名前があるのに、夏の天地返しには正式名称が在りません。
昔の農法には存在しなかった作業だから名前もなかったのです。
この異常気象の時代、「暑起こし」での土のリセットをお勧めしたい理由は2つあります。
ひとつめは、土の中の問題解決のため。
真夏の畑は地温50度近くにもなり、表層部の微生物がほぼ壊滅。
地表が過度乾燥状態なので少雨では土が撥水してしまうし、
地中では団粒構造が崩れて水も肥料も入り辛い
いわゆる夏痩せした状態の 硬い土になってしまっているから。
ふたつめは、冬が以前ほど冷えなくなっているため。
暖冬ではないまでも厳寒とまでもいかないので
害虫の卵やカビ・病原菌が寒さにやられて死滅することが減り
(以前よりベト病などの被害が増しているとか、かたつむりが大繁殖するとか)
紫外線・空気(特に酸素)・太陽熱を利用して土壌消毒ができるから。
また、霜が降りることが減ったので、寒起こしでの凍結を利用したホグシが難しくなっているから。
以下に まとめたいと思います
- 暑起こしとは何か
• 真夏に行う天地返し
• 乾燥で固まった表層をほぐし、空気を入れる作業
• 撥水した土をリセットして水が入るようにする
• 微生物が死んだ表層を入れ替え、再生を促す - なぜ今の夏に必要なのか
• 地温が高すぎて土が“焼ける”
• 表層が撥水して水が入らない
• 肥料が効かない
• 根が浅くなり、作物が弱る
• スコールが降っても翌朝にはカラッカラ - 暑起こしのやり方
• できれば朝の涼しい時間に
• 表層5〜10cmを軽く返すだけでOK
• 深く掘り返す必要はない(地温が上がりすぎる)
• 返したあとに 必ず水を深く入れる(私はこのとき米ぬかと牛糞堆肥も少量まいておきます)
• 可能なら、ほぐしたあと乾燥させた雑草やワラで覆って地温が上がりにくくする
• より土壌消毒を強めたいなら、透明マルチを張る(黒マルチでも可) - 暑起こしの効果
• 撥水した土が水を吸うようになる
• 根が呼吸できるようになる
• 微生物が再び活動し始める
• 肥料が効くようになる
• 作物の回復が早くなる - 注意点
• 夕方にやると地温がこもって逆効果
• 深くまで(30cm程度)起こす場合は、起こした土塊に水をかけ翌日クワで崩す)
• 無理をしない
暑起こしは、真夏の畑の土を少しだけラクにするための小さな工夫です。
寒起こし同様、できそうならばで良いと思います。畑は逃げません。
失敗も成功のうちですが、熱中症の失敗はおおごとです。
あなたの体がいちばん大事ですので無理のない範囲でお試しください

たとえば今日の最高気温、天気予報は35度って言ってたけど
会社の室内気温計は39度を表示しています。日陰なのに猛暑🐰💧
そんななかでも万願寺唐辛子は100本超え・ナスたちも1本から30本超えの大収穫中。
うまくいかない野菜もあるけど、少しの工夫で応えてくれる野菜もあるの
嬉しいですね。もう少し暑さが収まったらナスを切り戻します。
先日朝の5時半から水まきをしていると 続々とKEYAKI仲間が登場しました
涼しくてまぶしくない時間帯の作業って良いですね🥰