夏は暑いもの!といっても40℃って💧
猛暑の夏の栽培について 効果を感じている対策や気付いたことを
まとめ書きしてみようと思います。
- 土
腐葉土や麦わらを使ったマルチングが有効です。
土の乾燥を防ぎつつ、地温を調整できます。
使用後はざっくり回収し、全てを土に漉き込まないようにします。
地表に残ったものだけを漉き込むくらいで良いです。
漉き込まれた有機物が土に分解される過程で微生物が活性化し、
土の団粒構造化がすすむので、保肥・保水・排水性の良い状態になります。
微生物って栄養素を植物が吸収しやすい形に変換してくれる大切な友達。
あなたの畑仕事のバディなのです💛 - 種選び
種袋の情報を見る際に「発芽温度の高温限界」に加えて、
耐熱性のある品種を選ぶことを考慮すると安心です
種袋に記載の情報だけでは耐熱性が分からないので、
各社のサイトを見て 試験成績表を確認するのがベターです。
特定の品種の試験結果や、耐病性・耐熱性の情報などを
詳しく見ることができます🌱 - 苗管理
発芽直後~幼少期は特に注意が必要です。
遮光ネットや簡易シェルターを用いて直射日光を防ぎながら育てると
光と熱からのストレスが軽減されます。
地面と葉面の温度上昇を緩和でき、いわゆるヤケドから守れます。
強烈な光を柔らげる程度の遮光は 徒長無く健全な成長に適します。
嫌光性植物や発芽直後の繊細な時期の芽にはもう必須な時代なのかもしれません。
害虫や病気リスクを軽減できます
物理的な障壁・強光が引き起こす病害から守れます。 - 散水のコツ
真夏の散水は早朝や夕方に行うのがセオリーでした。
ここのところ朝5時の気温が31℃、そこから1時間に0.5℃上がるので
水が地表近くですぐ蒸発してしまったり、根に浸透する前に
水の温度が上がりすぎる恐れもあり早朝の散水は要注意です。
自宅では日陰になったら 鉢底から出る水が冷たくなるまでしっかりと。
葉っぱにも水をかけて冷やします。地植えもそれに準じます。
インドアプランツは朝晩 葉裏への霧吹きが効果的です。
畑では 日陰ができる時間帯がないので なるべく遅い夕方。
根っこが しっかり水を取り込める時間帯は、
植物の活動サイクルによって異なります。
夜は葉からの蒸散量が減るため、水分が土に長く留まりやすい傾向があります。
そのため根っこが比較的安定した環境で水分を吸収しやすくなります
週に1回でも しっかり散水ができれば 根が水を求めて伸びるのを促せます。
根がしっかり吸水するタイミング 夕方にたっぷりと与えられるとなお良しです。
畝間灌水も効果的です。
ただし、植物の種類・土壌の状態・風通しも考慮して手加減してください。 - 施肥のポイント
暑さで肥効が変わることがあります。
高温では有機肥料の分解が早まる:吸収量があがり早く消費しつくす。
根が高温ストレスで吸収力を落とす:肥効を全て得られない
なので猛暑時期は なるべく気温が低い時間に
液肥は既定の2倍に薄め隔週で2回に分けて施肥する。
緩効性肥料は規定通りに施肥する。 - 作業服装と休憩
直射日光に当たりすぎると非常に疲れるので、なるべく皮膚の面積を覆う服装。
ファン付きのベストも便利ですね。
私の場合 馬蹄型の商品『ネッククーラー』って すぐぬるくなるので、
ケーキ屋さん等で入れてもらう小さな保冷剤をいくつかタオルに巻き込んで
ネッククーラーにしています。強く冷たさを感じないけど長持ちです。
汗を吸ってくれて 首の後ろのうっかり日焼け防止にもなり便利です。
休憩は時間を決めるのが安全だと思います
『これだけやってから』と思わず、15分おきに休むと決めています。
ちゃんと畑から離れて 車の中など日陰にいって 水分・ミネラル補給🍋
そのとき長靴を一時的に脱いで休むと 回復がさらに良いように感じます。
