人も植物も熱中症対策を🍋

梅雨の時期は おおむね6月~7月。
空気中の湿度が高くなると、汗の蒸発(気化熱)での体温調整が難しくなります。
すると身体から熱が逃がせず熱中症になるリスクが上がります。
意識的に日陰での休憩、ミネラルと水分の補給を心がけましょう🍹

と、書きながら『あと、これだけやろう』を繰り返すうち、
気付けば1時間も経っている なんてことがままある私。
休憩も畑仕事のうち!と強い気持ちで小休止しようと思います🐰

🥬人間だけではなく植物(野菜たち)も人と同じく、
梅雨時期ならではの対策が必要です。

梅雨って雨やくもりのお天気が多く日照量が減りますよね。
日照量が減るということは、気温も土の温度も植物の体温も低くなります。
また、光合成できる量が減るので、植物内の栄養値が下がります。
おなかがすいて力が出ない状態なので、成長・体力の維持が難しくなります。

雨が続くと、土中の栄養素が流れ去ったり ミネラル不足を招いたり。
日本の雨は酸性に寄りなので土壌pH値を下げることもあります。

人間が空気中の湿気で汗を蒸散できないのと同じで
土からの水分蒸発が出来ないので、根が蒸れて腐りやすくなったり
地上部も蒸散できなかったり小さな傷口から腐りやすくなります。

さらに困ったことに、徐々に高温になり湿度が上がるという
梅雨の気候って病原菌や害虫にとっては快適に繁殖・生育できる時期🐛
なるべく被害を受けないために、予防・対策をご紹介したいと思います

🌱うねを春の作物より高めにして夏の作物を植える
 ナス・サトイモなどの高温多湿にも強いものは別として
 一般的な野菜は うねを高めにすることで少し土中湿度を低められます。

🌱畑内の傾斜の調整や排水溝の設置
 貸農園って、頻繁に掘ったり植えたり水をまいたりするので
 いつの間にか畝間の傾斜が変になったり、一部深く掘れてしまったりしがち。
 雨後に希望しない場所に水たまりができていないか確認したら修正を。

 あまりに畑全体が周囲より低い(私は年中高畝にしているので低いです)時は
(オーナーに許可を得て)溝を掘り、水路へ排水させることも必要になります

🌱定期的に草刈り・草抜きする
 風通し良くすることで、カビ系の発生を抑止できます。

 草陰で休む蚊などの害虫を減らせる可能性を高められます。

 モグラ、ネズミ、カエルを狙ってやってくるヘビの活動時期ですが、
 草がないとトンビなどから身を潜めて移動できないので嫌がります🐍

 抜かずに刈れば、その土にいる微生物を減らさずに済みますが、
 地下茎で増える草・抜いても根が切れて残りがちな草は抜いています。

🌱雨除け資材・マルチング資材の活用

上からマルチ
🍅トマトは葉っぱや茎からも水を飲みます。水分過多になると成長が止まったり
  花芽ができづらくなったりしますので雨除けトンネルなどの設置がベターです
🥬メッシュシートでのトンネル栽培は 通気性が良く
  ほどほどに雨除け効果があるので何かと使い勝手良い資材です。
  この時期に増える🦋蝶々が卵を産みに寄れない点で葉物野菜には便利です。

下にマルチ
🍓ビニール・ワラ・乾かした雑草・コンパニオンプランツなど
 地表を覆うことで、雨で地表の泥が跳ねて 葉っぱや実などに付く量を減らせます。
 葉が汚れると光合成や呼吸を妨げたり、泥に潜んだカビやウイルスが植物に
 ついて広がり病気になってしまうことがあります

✨🍃梅雨の気候に耐えうるハーブさんからひとこと🍃✨
バジル『高温多湿には強いけど土の過湿は苦手なの。お水は控えめにお願い』
オレガノ『バジルと一緒に植えるとパワー倍増です』
ミント『私は繁殖力抜群なの。植木鉢栽培をおすすめします』
パクチー『地中海出身なんだけど全世界で帰化できる丈夫さがウリ』
レモングラス『私は蚊などの虫除けも得意です』
タイム『私も虫除けが(とくにG)得意よ』
チャイブ『シュッとしたネギって言われるの。お花も綺麗よ』
ラベンダー『意外と耐えます♪私の香りで気分をスッキリしてね』

うねひとつぶんのジャガイモの収穫を終えました。
おとなりの白黒マルチにはサツマイモのツルが健やかに育っています✨🍠✨
株元をワラで覆う工夫で守って(*^^*)優しさあふれてる~💛