🍃+α🍃

ジャガイモ植えました Eです🐰

ジャガイモの話をしたいのはやまやまなのですが
今回は前回の積み残し、年間栽培計画への『+α』のおはなしです。

完全な有機・無農薬栽培を貸農園で実践するのは
条件的になかなか難しいことではありますが、
輪作での土壌管理に加えて いくつかの方法を実践することで
それに近い栽培が可能です。今回はとりあえず4つご紹介いたします。

先に ごめんなさいです、文中ちょっと小難しい言葉を使います。
今後のブログのなかで 実際に栽培しながら説明してまいりますので
ご安心ください(*^^*)

1.緑肥の活用
 緑肥作物を植える・雑草や残渣を活かす
 ・植物、雑草、残渣自体が肥料になる/有機質の向上による肥沃化
 ・植物の繊維が土に混ざることで団粒構造改善につながる

 草を抜かず生やしたままにし 種をつけるまでに
 地上部だけ削りとった後 グランドカバーとして使用する
 ・クモ等の捕食者の隠れ家を提供する/食物連鎖による害虫対策
 ・土の乾燥抑止・地温が上がるのを防ぐ/土壌保護
  
2.混作・間作
 異なる科の作物を一緒に栽培する/病害虫対策・土壌バランス
 隣作効果の利用/コンパニオンプランツ等の活用
 ポリカルチャーの導入/いわゆる三姉妹農法など
 多様な植物を植栽する/ハーブや花を一緒に植える

3.シート類・ネット類の有効活用
 ・薬を使用せずに雑草の発芽成長を抑制する効果
 ・薬を使用せずに害虫・害獣・害鳥などへの対策効果
 ・灌漑回数を減らせるので水資源の無駄遣いが減らせる
 ・常に少しの湿り気を帯びた土はミミズにとって快適な生活の場になる
 ・透明シートを真夏に使用することで地温を高温にし土壌消毒が可能
 
4.堆肥の施用
 適期に適度な堆肥を使用することで、土壌の生物活性を高められる

以上です。

このなかで 『嫌だな、できたら使いたくない』
という言葉を耳にする物、ナンバー1は 黒マルチシート です。
・真っ黒で見た目が良くないからイヤ
・プラスチック製品って 削れてマイクロプラスチックになって
 土壌汚染につながるんでしょ?
などの理由が主な原因かなと思います。

たしかに 黒マルチに限らず 園芸資材って割とビニール系のものが多くて
見た目に美しい!オシャレ!って感じのものが少ないですね。

もちろん自然素材(麻シート・バークファイバーなど)を
使用するのも良いと思いますが、高価で寿命が短いです。

そして嬉しいことに生分解性のプラスチック資材も徐々に
(比較して ちょっと高価ですが)増えてきています。

プラスチック系製品は 廉価で 自然素材より耐久性があるので
ベランダ菜園などに比べて広い貸農園で使用する量・頻度を考えたときには
お財布にもやさしく 購入の手間も省けるのではないかと思います。
劣化によるマイクロプラスチックに関しては 適切に管理し廃棄することで
懸念事項は最小限におさえることが出来ます。

あんなこんな一工夫で 有機無農薬栽培に近い栽培が可能です。
自分の口に入れるものだから っていう意味だけではなくて
環境、地球の安全性も考えられる楽しみかたでもあるって
なんだか嬉しい気持ちも+αされますね(^-^)

去年は煮込み用トマトを育てました ローズマリーも自家製
新鮮なトマトソースのスパゲティ最高でした