🍆ナスの良い地

冬~早春に植えたお野菜が 立派に成長した貸農園KEYAKIの畑に
ちらほら 夏野菜の可愛いちびっこをみかけるようになりました🐰
ユーザーの皆さまが それぞれ工夫しながら大切に育てている植物たち
みんな健やかに美味しく育ってね~💛

今回はナスにお手伝い頂きながら 栽培のおさらいをいたします♪

まずはじめに有機肥料と化学肥料のメリットデメリットについて簡単に(^^)/
 ●有機肥料
  メリット
   土壌改良効果により長期的に土壌の健康を保つ
   野菜の味や品質が向上することが多い
   自然物なので環境に優しい選択肢
  デメリット
   効果が出るまで時間がかかる
   初期費用が高めになることがある
   病害虫の発生が懸念されるものもある
   不快な臭いがするものもある

 ●化学肥料
  メリット
   即効性があり、短期間で効果を実感できる
   比較的安価 使用が手軽
   臭いが少ないものが多く容器・袋を屋内に収納しやすい
  デメリット
   長期的な土壌への影響(栄養バランスの偏りや微生物の減少)が懸念される
   過剰使用による肥料焼けのリスク

まとめると
有機肥料は、貸農園のように長期的な土壌の健康を重視する場合におすすめです
化学肥料は、短期間で成果を求める場合やコストを抑えたい場合に適しています
どちらを選ぶかは、栽培の目的や予算、土壌の状態によりますが
必要に応じて両者を組み合わせるのも良い方法かなと思います(^^)


つぎにナスについておさらい(^^)/

🍆茄子の文字は茄(ナス科の)子(種子・果実)という意味だそうです。
 夏の作物ってナス科多いですね。
 トマトは赤茄子 ナスの色違いみたいな感じ!?
 でもジャガイモは馬鈴薯といきなり茄の字がきえちゃう 不思議現象。
 学名はみんなSolanum〇〇なのですが🍅🍆🥔
 ただしナス科がみんなSolanaceaeとは限らない肩透かしもありナス💦
🍆ナス(タンポポも)は弱酸性(pH6.0~6.5)を好みます
🍆堆肥は植え付けの約2週間前に全体に均一に混ぜ込むのがおすすめ
 目安として1㎡あたり約3~5kg程度を投入します
 (KEYAKIの堆肥置き場の剣先スコップ1杯は約2kgです)
🍆植え付け適期は5月上旬~6月下旬
🍆苗選びは太くしっかりした茎、濃い緑色の葉のものを


🍆肥料の選択は栽培目標から決めます
 収穫量 たくさんのナスを収穫したいなら
    →セオリー通りの適切な施肥・散水
 品質 大きくて色鮮やかなナスが育てたいなら
    →まずは土壌改良。品種選び。初期成育重視。病害虫を意識した観察。水管理。
 環境 土壌を健康に保ちながら栽培することを目指すなら
    →有機肥料(骨粉、油かす、発酵鶏糞)や堆肥(牛糞、豚糞、落ち葉)の活用

🍆2週間前に牛糞堆肥を均一に混ぜ込むと記しましたが、これは
通気性をアップさせ微生物の活性化を促すという、土壌改良が主な目的です。
ここに、更に何かを追加で使用するかしないかは
作物に直接必要な栄養素(窒素、リン酸、カリウムなど)を補う目的で必要かどうか
を考えて、さきほど決めた栽培目標と 土の状態を基準に決めます。
いずれにしても使用量は控えめに、そして根に直接触れさせないようご注意を♪

 🐮有機肥料: 骨粉や発酵鶏糞など、長期的に土壌を守るアイテム
       牛糞堆肥後の追加:長期的に土壌を肥沃に保つ効果
 🧪化学肥料: マガンプKなどの緩効性タイプは初心者にも安心
       牛糞堆肥後の追加:植え付け時の初期成育を補助
 🏵️油粕   発酵済みを選ぶ 深めに入れ臭い対策、虫・モグラへの対策必須
 🦴骨粉:  土壌改良効果と花付き・実付きの向上に役立つ

🍆植え付け後のケア
 支柱の設置
  あんどん型支柱 天を抜いたビニール袋・ラップなどで囲む
   寒さや風、強い日差しから守る効果
    特に春先、育苗中・植え付け直後の繊細な植え付け時期に使われます
  合掌型支柱    A(逆さまのV)の形に支柱を立てる
   ナスの背が伸びて実が重くなったときに使われる一般的な形
   がっちり固定できるので風対策としても効果的
  シンプルな支柱立て しっかり1本立てる
   設置が手軽 
   強風・大きな実をつけた際の支持力はやや劣る

 水やり 割り箸を近くに刺しておくと大まかな乾燥具合が測れます
  植え付け時
   根が土に張るまでの約2週間は乾燥しきらせないよう注意
   土の表面が乾いたら与えるのが基本です
  生育期(根を伸ばす時期)
   土がしっかり乾いてから1日待って水を与えるのが効果的
   これにより、根が水を求めて深く広がります。
  開花期(花がつき始めたら)
   花がつき実り始める時期に水分が不足すると実の成長に影響が出ます
   常に適度な湿り気を保つのが基本。特に真夏の乾燥にご注意を(^^)/

追肥のタイミング
 植え付けの2週間後から2週間おき
 化学肥料・有機肥料により施肥の方法が異なります
 地表に撒く・苗の周りに埋めるなど 様々な方法があります

いずれも毎年違う方法で挑戦してみると楽しいかもしれません(^^)

ナスのオイシイ効果は
 カリウムで体内ナトリウム排出 高血圧予防 
 ナスニン(ポリフェノール)で生活習慣病リスクを下げる抗酸化作用
 食物繊維で腸内フローラ改善
 ビタミンB ビタミンC etc.でエネルギー代謝や免疫力向上
 水分(重量の90%)補給
 低カロリーでダイエット補助

植えたばかりですが収穫が待ちきれません(^^)-☆

私はポット苗をこのサイズまで育ててから植え付けます
今年は支柱をX型でスタート。苗の支柱が短いのは手持ち切れで(笑)後日差し替えます